のだもです。アメリカで就活ハッスル中です。グローバル化が進むなか、「日本じゃなくて、海外で働きたい!」「英語を生かして、アメリカで就職したい!」という人も多いかと思います。
私もアメリカに留学したんだから現地就職したい!と考えて大学を卒業後カリフォルニアに引っ越してきました。もちろんビザの問題とか減っていく貯金とかを考えると厳しい道ではあります。スキルベースで採用されるアメリカでは新卒カードが存在しないこともあり、がしがし仕事に応募する日々が続いています。
が。
就職したいと決めたからにはもうやるしかない!
ということで、やったるぞー!という覚悟を決めた同志の参考になることを願って、アメリカで現地就職するなら必須のサービスをまとめました。
必須のサービス
アメリカで就活するにあたっては必須です。LinkedInがないと応募できない仕事もあったりするので、就活を始めるならまずLinkedInでプロフィールを作りましょう。LinkedInはビジネス専門のソーシャルネットワークで、プロフィールとして履歴書を載せられるほか、求人を検索したり、直接人事部門の方に連絡をとったりできるサービス。
プロフィールに載せる情報としては、
- 短い自己紹介文(どんな業界で、どういう仕事をしているのか、またはしたいのか)
- 職歴(仕事ごとに、・働いていた機関・そこにいた期間・場所・自分がやったこと)
- 学歴
- ボランティア経験
- スキル(免許や資格、出版物、言語など)
プロフィールが充実してくると、それに合わせた求人情報を表示してくれます。私は仕事を探すときはLinkedInで求人リストを眺めて良さそうなものがあれば片端から応募しています。また求人の8割はネットに載っていない(=知人紹介で埋まる)と言われるアメリカでは、ビジネスネットワークのメンテナンスが非常に重要になってきます。現在仕事を探していなくても、LinkedInのプロフィールは定期的にアップデートし、職場で関わりがある人とはLinkedInでつながっておこう、というのはよく言われることです。
冗談みたいな本当の話ですが、オバマ元大統領もLinkedInプロフィールを持っています。閲覧すると職歴欄のトップに「2009年1月-2017年1月、第44代アメリカ合衆国大統領」と書いてあります。
求人情報を探すのに便利なサービス
Glassdoor
会社版の食べログ。会社ごとに、従業員や過去の従業員がレビューをのせています。色々見てきた感じでは3.5星以上ならまあまあ安心、4ツ星以上ならかなりいい会社、と考えていいんじゃないでしょうか。レビューだけでなく、会社ごとに匿名で投稿された役職ごとの年収や、インタビューでよく聞かれる質問などもまとめられているので、求人に応募する前、そして面接の前にチェックするのがいいでしょう。
また求人情報もかなり充実しているので、私はもっぱらLinkedInとGlassdoorを中心に応募する会社を探しています。
The Muse
20代30代の、キャリア志向の女性をメインターゲットとした仕事サイト。
求人のみならず、キャリアに関するアドバイスや各社人事部へのインタビューなど、コンテンツが充実しています。日本でいうとWantedlyにちょっと近いかも。会社ごとにオフィスの様子を写真でみることができるのも、Museならでは。
一つ一つの会社の紹介に手がかかっていて求人のクオリティが高い代わりに、あんまり求人数が多くないので、たまにざっとチェックする感じで使っています。
Monster
求人情報がたくさん見つかる、Monster。場所、フルタイムかパートタイム、会社名などで絞り込み検索できます。前はけっこう使っていたんですが、Glassdoorだと同じような情報が乗っている上に会社の評価が見られるので、最近はもっぱらGlassdoorを使ってます。
Indeed
Monsterと同じく求人情報サイトのIndeed。条件をつけて検索できるのも、Monsterと一緒。2012年にリクルートホールディングスの傘下に入り、最近では日本でもCMが始まったみたい。
CFN
日系企業の海外オフィスで働きたいなら、CFNに登録しておいて損はないと思います。CFNは、200社以上が参加するボストンキャリアフォーラムを開催する団体。ウェブサイトでは求人情報を閲覧するのに加えて世界各地で開催されているキャリアフォーラムに登録することができます。
ボストンキャリアフォーラムや求人情報をはじめ、基本的には海外大学に留学し、就職を日本でしたい人向けの情報が中心です。でもたまーにアメリカオフィスの求人も乗っています。また日本のオフィスでも、海外転勤の可能性さえあればいい、という人には便利なサイトだと思います。
その他のサービス活用法
業界ごとの求人情報を探すサービス
私は出版業界でのインターンを5つほど経験し、現在はスタートアップの仕事を探していますが、どちらの業界でもその業界専門の求人情報掲示板が存在します。出版・メディアだとMediabistroとBookjobs、スタートアップだとAngelListが定番です。どこの業界もそういう求人情報の掲示板サイトのようなものがおそらく存在するので、業界に特化したサイトを調べるのは得策だと思います。
会社のページから直接さがす
興味がある会社があるなら、一番早いのは直接公式サイトの採用ページをみること。だいたいの企業のホームページを一番下までスクロールすると、フッターのところに”Career”または”Work With Us”などと書いてあるセクションがあります。そこをクリックして、求人一覧を眺めましょう。求人まとめサイトで発見した情報にしても、応募する前に直接企業のサイトにいって採用ページをみると、社風や求められるスキルがはっきりとするので、ここの確認は必須です。
まとめ
アメリカでの現地就活に使うなら、定番のサービスをまとめてみました。オンラインでざっと求人を探すなら、まずは上に書いたLinkedIn, Glassdoor, Muse, Monster, Indeedの5つから始めるのがいいかと思います。業界ごとに調べるなら、その業界の人が使っているサイトがあるので、そこを見ると早いです。実は他にも求人サイト系のスタートアップを色々使ってみたんですが、(Zip Recruiter, Planted, Hired, HireArtなど)一気に求人を見ることができなかったり、一個の仕事に応募するのに20分のビデオを録画しないといけなかったりと、どうも使いづらくて、結局は大手のを使っています。
すごく正直に言うと、就活を続けて3ヶ月、現地就職は厳しいなーと言うのを実感しているところです。ビザがネックになったり、新卒だと当然スキルが足りなかったり。新卒対象の求人に「経験は2年以上あると望ましい」とか書いてあることもあり、「そんな人いるの!?」となることもあります。
それでも、アメリカでキャリアを積むことには様々なメリットがあると考えています。成果主義の現場でどんどんスキルをあげられることや給与の高さ、日本とは違うビジネス形態を学ぶこと、自分と全く違うバックグラウンドの人と働く機会など。日本にいつか帰るにしても、アメリカで働いた経験はプラスになるはず、と考え、今日も仕事に応募しています。