なぜ私たちは架空の物語を面白く感じるのか

ここ数日、雨が続いている。2017年5月に引っ越してきてから、片手で数えられるくらいしか雨が降っていなかった。曇り空が新鮮!日中は時折やんで、雲の合間にぽっかりと穴があいて突き抜けるように青い空が見える。でも数時間もたつとまた灰色の雲に覆われて、少したつと雨がざあざあ降ってくる。植物も喜んでいるだろうか。

去年のクリスマスはどこにも行かなかった。家でマトリックス三連作を観た。とてもよくできた映画だった。ストーリーが練られていて、カメラワークが計算されていて、全く飽きない。好きになったので今日また観ている。金曜日はムービーナイト。

ぼんやりとマトリックスを観ていて思うけれど、なぜ私たちはこんなに架空の物語を面白く感じるのだろうか。私たちの世界も架空かもしれないからか。なんでお金を払って長時間椅子に座って、作り上げられた物語を見て自分のことかのように興奮したり、喜んだり、悲しんだりするのだろうか。どうして紙に印刷された長い文章の連なりを読んで、物語の展開にハラハラしたりするんだろう。人間の脳がそういう風にできてるんだろうか。マトリックスだって、作り上げられた架空の世界の中で、人間はそれが現実であることを信じて疑わないまま騙されている、というお話だ。(ざっくりいえば。)

現実と架空の世界の境目はかなり曖昧だ。映画を観たり本を読んだりしていると、私たちの脳はまるでその世界に生きているかのように感じる。意識的にか無意識的にか、脳は摂取した物語を元に現実の世界観を構築したりもしているのだろうから、余計境目は曖昧になってくる。フィクションは無意味だから読まない、なんて人がいるけれど、物語を読むと現実世界がちょっとアップデートされる。ような気がする。それに、フィクションがなかったらどうやって毎日の生活から休憩をとるのか。たまに現実に疲れて、あーー色々忘れたいなーーーって気持ちになった時に、物語は手っ取り早くトリップさせてくれる。という訳で金曜日は現実世界から休憩。

 

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